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レポート|第1回「教育喫茶」オープン!(2/19)

第1回「教育喫茶」オープン!

開幕前から札幌国際芸術祭(略称:SIAF)を楽しむ「SIAFスクール」が4月15日に開校し、各プログラムへの参加募集を開始しました。
SIAFスクールのうち、「教育喫茶」ではどんな活動をしているのか、開校に先立ち2月19日に行われた第1回開催の様子をご紹介します。(キックオフイベントとして2月18日に開催したトークイベント「教育喫茶はじめます~アート・サイエンス・テクノロジー×教育のいま~」の様子は第1部 第2部

テーマは「これからの教育と芸術・アートを繋ぐ」
フジ森がプログラミングの説明をしている様子

「教育喫茶」では、各プログラムと教育現場とのつながりをきっかけにして、これからの教育と芸術・アートをつなぐためのキーワードをみんなで探していきます。
札幌市資料館のSIAFプロジェクトルームに集まった参加者は、ひとり一台ノートパソコンを持参し「雪の結晶プログラミング」を体験しました。
このプログラミングアプリケーションは、アーティストユニットのフジ森が、SIAFスクールのプログラムの一つとして制作しているウェブアプリケーションです。
まずは7月に公開する予定の「オンラインで自分だけの雪の結晶をつくろう」に向けて、このアプリケーションを小中学生に一人で使いこなしてもらうために必要なこと等について参加者で検討しました。
「子どもは見本に引っ張られやすいので、オリジナルなものを作ってもらうには見本は最小限がいい」という意見や、「自分で作ったものをプリントアウトできるといい」という意見など、普段教育現場にいる人の目線と、そのほかの参加者の目線は違うようです。


また、今回体験してもらった「雪の結晶プログラミング」は、フジ森による学校への出張ワークショップ「ひろがる×つながる×学校」にも活用されます。

教育と芸術・アートの共通点は「鑑賞すること」「観察すること」!?

アプリケーション体験のあとは、喫茶店のマスターに扮した新川小学校 小倉典彦先生の司会進行で、参加者同士交流しながら教育とアート・芸術の繋がりや共通点について意見交換をしました。

自己紹介のお題として話してもらった“私が初めて作った作品について”は、生物の研究で臓器のデッサンをしたことや、大きな紙から人型を作った、など衝撃的な話もありながら、漫画やプラモデルなど参加者の中で共通点があるものも。

そして、子どもたちがアートに触れる・興味を持つきっかけのヒントということで“自分が感動したアート体験”の話題に。参加者からは、黒く塗ったムール貝をバケツに詰めた作品をみて「これもアート作品なんだ」と気付いたり、大学で意味なく音が鳴る作品を作る先生に出会い、「不思議なものを作ってもいいんだ」と気づいたときに感動し、アートや作品に興味を持ったという体験談がでました。
まずは興味をもって「鑑賞すること」「これはなんだろうと観察すること」というのが、SIAF2024と教育現場で共通した、重要なことかもしれません。


今後も「教育喫茶」では活動のレポートを公開します。SIAF2024が札幌の「文化インフラ」を目指して「未来の教育」に近づいていく様子を引き続きお楽しみに!
また、「教育喫茶」に興味のある方、参加希望の方は事務局までお問い合わせください。

お問い合わせ先:operation@siaf.jp

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