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レポート|LAST SNOWレクチャー 第1回(5/13)

LAST SNOWレクチャー「雪の結晶をめぐって〜レクチャー&ワークショップ」を開催しました!

いよいよ「LAST SNOWレクチャー」が始まりました!この「LAST SNOWレクチャー」はアートだけではなく、科学やマンガ、まちづくりなどさまざまなテーマを切り口にしたレクチャー&ワークショップをお届けする、SIAFを一足先に体験することができるプログラムです。5月13日に開催された初回のテーマは、冬に開催するSIAF2024のポスターにもシンボルマークとして大きく登場する「雪の結晶」です。
その記念すべき第1回 LAST SNOWレクチャーの様子をご紹介します。(イベント詳細

第1部レクチャー「雪の結晶の美しさの謎を探ろう」

前半のレクチャーでは、講師として古川義純さん(中谷宇吉郎雪の科学館館長/北海道大学名誉教授)をお迎えして、「雪の結晶はどうやってできるのか」「どのような種類があるのか」など、雪の結晶に関する基本的な知識を、クイズなども交えて楽しく学んでいきました。また、雪の結晶の構造など専門的なお話や雪の結晶の魅力についてもたっぷり語っていただきました!

前半の配信映像はこちらからご覧ください。

第2部 ワークショップ「オンラインで自分だけの雪の結晶をつくってみよう!」

後半は、アートユニットのフジ森のお二人が講師となり、フジ森が制作しているウェブアプリケーションを実際に使って、プログラミングを学びながら、参加した親子が自分だけの雪の結晶を制作するワークショップを行いました。

まずは、「雪の結晶」と「プログラミング」の関係性について紹介。一見すると関連がなさそうな2つですが、どちらも条件やルールなどで形が変わるという共通点があるので、「プログラミング」で制作する題材として「雪の結晶」は相性抜群なんだとか。

プログラミングの基本操作について

このプログラミングは小中学生でも簡単に扱えるようにカスタマイズされていて、縦軸と横軸の座標を使った命令コードを打つことで“点”が出現します。その”点”を使って雪の結晶を形づくっていきます。子どもたちは真剣に説明を聞きながら、練習問題にも積極的に参加していました!

操作方法の説明を聞いたあとは、いよいよ実践です。親子一緒に見よう見まねで試行錯誤しながら、それぞれの雪の結晶をプログラミングで作成します。
「あ、こうなるんだ!」「これを使うといい!」など、みなさん熱が入っていきます。雪の結晶の中心から順番に作る人や外側から作る人など、作り方は人それぞれ。いろいろ試しながらたくさんの会話が生まれとても楽しそうな様子でした!
前半の講師である古川さんも引き続き参加し、こだわりぬいた自分だけの雪の結晶を制作されていました。

最後は、それぞれが作った「自分だけの雪の結晶」をお披露目!みんなが制作した雪の結晶を会場のスクリーンに降らせてみました。雪の結晶にそっくりなもの、お花や花火のようなものなど、個性が表れたとても素敵な雪の結晶が集まりました。
フジ森のお二人から「完成させる必要はなく、プログラミングで形をつくることの面白さを感じてもらえればいい」とのコメントもありました。

もっと制作を続けたい!という参加者もいましたが、ここでお時間となり大盛況のうちに終了となりました。今回のレクチャー&ワークショップを通して、札幌市民にとって身近な雪の結晶の仕組みを学び、自分が動かしている感覚を体験することで、プログラミングを楽しんでもらうことができました。
参加者からは「結晶について勉強になりました。プログラミングの結晶は上手にできました。」「学校などでこのワークショップをやってくれるとうれしいです。」など、嬉しい感想もたくさんいただきました。

今回使ったアプリケーションは、今年7月にオンラインで公開する予定です。みなさんが作る「自分だけの雪の結晶」を募集して、芸術祭の会場で披露する予定ですので、お気軽にご参加ください。
詳細:https://2024.siaf.jp/school/program/snowcrystal/

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