レポート|LAST SNOWレクチャー 第3回
LAST SNOWレクチャー 第3回「明和電機と一緒にチワワ笛をつくろう!」を開催しました!
「LAST SNOWレクチャー」はアートだけではなく、科学やマンガ、まちづくりなどさまざまなテーマを切り口にしたレクチャー&ワークショップをお届けする、SIAFを一足先に体験することができるプログラムです。6月10日(土)に札幌芸術の森 陶工房 ワークショップルームにてLAST SNOWレクチャー 第3回「 明和電機と一緒にチワワ笛をつくろう!」を開催しました。
今回は、小学3年生から中学3年生の参加者のみんなで、札幌国際芸術祭2024の参加アーティストである芸術ユニット・明和電機の土佐社長と一緒に、犬のようにワンワンと吠える『チワワ笛』を作ります。
明和電機の土佐社長が登場!
ワークショップがはじまる前に、まずは明和電機が柔軟な発想で作ったたくさんのおもちゃや楽器の紹介です。おもちゃを作った発想のきっかけや、楽器の仕組みをわかりやすく説明してくださいました。
土佐社長によるオタマトーンの演奏には「これ持ってる!」という声もあがっていましたね。
そしていよいよ今日のワークショップで作るチワワ笛の紹介です。
土佐社長が開発した楽器オタマトーンもチワワ笛の口の構造から思いついたようです。
ストローに息をふいて、口をパクパクさせると「わんわん!!」と子犬のような声がしました!!これから作っていきます。
最初に、土佐社長から「ものづくりは片付けながら作業をすること!」とワンポイントアドバイス。A4の紙から、自分のゴミ箱を作ります。
自分のゴミ箱ができたら、いよいよチワワ笛の口の部分から取りかかります。
野球ボールにニッパーで切れ目をいれて、そこからはさみを使って口を作ります。実は野球ボールをあけると中から、ちょびっとくさーい水がでてきます。みんなで「くさーい!」とひとしきり盛り上がりながら、くさい水はちゃんとティッシュで拭き取って自分のゴミ箱へ。
硬いボールをハサミで切るのは少し難しかったけれど、土佐社長から「ハサミの先じゃなくて奥を使うと切れるよ!」というアドバイスで、みんな頑張りました。
チワワ笛の口ができたら次は喉の部分を作ります。ストローに、風船を小さく切ったものを被せて吹いてみるとあら不思議!
「わんわん!」と犬のような音がする、喉の部分ができあがりました。
お次はチワワ笛の体と耳の部分です。
使うのは色とりどりのチップスター!チップスターの筒の部分を使います。
(チップスターの中身のポテトチップスはお土産です!)
チワワ笛の耳もそれぞれみんなの好きな形をつくりました。大きい耳や小さい耳、まるっこい耳からつんつんした耳まで!だんだんとチワワ笛のフォルムにも個性がでてきています。
そして最後に自分の好きな色を使って、顔を描いて完成です!
作ったチワワ笛を大集合させてみんなで演奏会です。
曲名は「しあわせなら犬吹こう!」です。
明和電機土佐社長のオタマトーンによる演奏にあわせてみんなで大合奏!!
自分でつくったチワワ笛でとっても上手に合奏できました。
札幌国際芸術祭2024の札幌芸術の森美術館会場では、メディアアートの楽しさに触れられる作品を展示予定です。その中でも、今年活動30周年を迎える明和電機の作品をたくさんご紹介します。会期中はイベント実施も予定しておりますので、ぜひまた遊びにいらしてください。
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明和電機
土佐信道プロデュースによる芸術ユニット。青い作業服を着用し作品を「製品」、ライブを「製品デモンストレーション」と呼ぶなど、日本の高度経済成長を支えた中小企業のスタイルで、様々なナンセンスマシーンを開発しライブや展覧会など、国内のみならず広く海外でも発表。音符の形の電子楽器「オタマトーン」などの商品開発も行う。オタマトーンは累計販売数100万本を超えるヒット商品(2022年1月現在)。
2016年1月には中国上海の美術館McaMで、初の大規模展覧会を成功させた。2019年3月には秋葉原「東京ラジオデパート」にて明和電機初の公式ショップ「明和電機秋葉原店」をオープン。2021年は豊川(愛知)で個展を開催。現在北京(中国)で全リモートで展示設営を行った「超常识创造力工场•明和电机学艺展」を開催した。
2023年にはデビュー30周年を迎える。