レポート|「自分だけの雪の結晶をつくろう!」ワークショップ
無印良品の店舗で「自分だけの雪の結晶をつくろう!」ワークショップを開催しました!
札幌国際芸術祭2024では*イニシアティブ・パートナーの株式会社良品計画との協働の一つとして、無印良品の店鋪で月に1回程度のワークショッププログラムを開催しています。
*イニシアティブ・パートナーとは
SIAF2024のテーマ「LAST SNOW」に共鳴いただいた上で、自社の技術やノウハウを活用し、未来のテクノロジーや環境問題などを体験・想起できるアート作品やプロジェクトなどをともに作り上げていく企業です。
8〜10月の期間に札幌パルコ店で2回、コープさっぽろそうえん店で3回、計5回のワークショップを開催し、毎回好評をいただいています。このレポートでは、そのワークショップの様子をご紹介します。
※11月のワークショップは好評につき既に申込受付を終了しています。
まずはじめに、札幌市民にとって身近な存在だけれど意外と知らない「雪の結晶」についてのレクチャーが行われました。
「雪の結晶」と聞くと、よく見る六花の形が思い浮かびますが、実はその他にも針状、砲弾、角柱などたくさんの種類があるそうです。想像よりも多い雪の結晶の種類に、子どもたちからは驚きの声が上がりました。
世界で初めて人工雪を作ることに成功した中谷宇吉郎さんの研究をもとに、雪の結晶の成長機構や構造についても学びました。
中谷宇吉郎科学館のHPから引用
雪の結晶について学んだあとは早速プログラミングです!
今回使用するアプリケーションはアートユニットのフジ森さん(https://www.fujimori.website)が小中学生でも簡単に扱えるよう開発しているため、大人から子どもまでみなさんが楽しめます。
雪の結晶制作の前に、まずは基本操作の説明です。
このプログラミングでは座標上に“点”を打つための【point】という命令コードを書くことでコンピューターに指示を出します。
『point(0,0)の点はどこだろう?』
『point(-200,100)の点を打ってみよう!』
などの練習問題に取り組み、基本の操作がわかってきたところで、いよいよ「雪の結晶」の制作に取り組みます!
「この辺にも点が欲しいけど、どうしたらいいかな?」と親子で試行錯誤しながら、徐々に理想の形に近づけていきます。
中にはすぐに操作に慣れて結晶に色をつけたり、線を引いたり、と応用に取り組む人も!
最後は、席を移動して他の参加者が作った雪の結晶を見て回ります。
個性豊かな結晶が並び、「すごーい!」「お花みたいでかわいい!」と大盛り上がりでワークショップが終了しました。
このワークショップで制作した雪の結晶は、2024年1月20日に開幕する札幌国際芸術祭2024のメイン会場のひとつである「未来劇場(東1丁目劇場施設)」で、披露される予定です。是非、子どもたちが制作した雪の結晶を見に来てくださいね!