地下公園

タイトル 地下公園

積雪期の長い札幌の地下には、日本有数の地下都市空間が広がります。この地下都市空間をいかに創造的に活用できるでしょうか。「地下公園」は、札幌の未来のための地下活用プロジェクトが集う「社会実験」のプラットフォームです。

ここから、どんな新たなコモンズや持続的な仕組みのアイデアが生まれるでしょうか。

札幌国際芸術祭期間中、地下都市空間を様々な角度から活用する実験的プロジェクトが行われます。

作品展示 Climatic Reflector

Climatic Reflector Photo by KUSUMI Erika
アーティスト三菱電機統合デザイン研究所+慶應義塾大学脇田玲研究室
場所         さっぽろ地下街オーロラタウン オーロラプラザ
住所札幌市中央区大通西2丁目オーロラタウン内
日時2024年2月4日(日)〜2月11日(日)
17:00〜20:00
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気候変動の問題が毎日のようにニュースになります。一方で、それを自分事として捉えることができない人はとても多いのではないでしょうか。自ら気候変動と向き合っているのか、向き合わされているのか、そのどちらでもないのか?

SNSでそのような課題を扱っている投稿を見ても、本当に問題視しているのか、気候変動と向き合っている自分を愛しているのか、よくわからない印象すら受けることもあります。思えば、「エコ」といった環境の概念は、本来は消費対象にすべきでない尊い態度ですが、そのような態度すらもSNSで消費されていく様を私たちは見届けてきました。

気候変動に向き合っている自分を客観視することで初めて、事の重大さに気がつく人もいるかもしれません。本作はそのような問題意識に基づいて作成された「人々の気候変動への能動」を可視化する装置です。

実証実験ツアー 知られざる札幌の地下をめぐるツアー

主催エゾシカ旅行社
協力札幌市建設局 雪対策室 / NTT東日本 / NoMaps実行委員会
場所         さっぽろ地下街 / 札幌都心北融雪槽 / NTTとう道 他
日時①2024年2月5日(月)
 14:00〜16:00(予定)
②2024年2月10日(土)
 9:00〜13:30(予定)
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*両日共、応募人数が定員に達しました

ローカルでニッチなコンテンツを企画・実施するエゾシカ旅行社さんが、地下にまつわる札幌国際芸術祭限定の2つのツアーを実施します。

1日目は札幌の歴史と地理を知り尽くす街歩き研究家・和田哲さんが、札幌の地下の歴史を紐解くツアー。2日目は一般に公開されていない札幌駅地下の巨大融雪槽、そしてNTTが所有する札幌市内に張り巡らされた地下通路「とう道」をめぐり、その利活用について考えるツアーです。

知られざる札幌の地下をめぐり、その未来と可能性を一緒に探ってみましょう。

学生展示 ローカル・クリエイターズ・エキシビジョン

主催NoMaps実行委員会
協力北翔大学 / 北海道科学大学 / 北海道情報大学 / 北海道ハイテクノロジー専門学校 / VRアートを楽しむ会
場所         D-LIFEPARK(D-LIFEPLACE B1F)
住所札幌市中央区北3条西4丁目第一生命ビル
日時2月23日(金・祝)
11:00~18:00
2024年2月24日(土)
10:00~18:00
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札幌市中心部の地下空間にて、主に札幌圏の大学・専門学校の学生や有志の団体による、テクノロジーや映像を活用したメディアアーツに関する作品展示を行います。ゲーム、立体作品、映像作品、電子デバイス、AR/VR、それらを組み合わせた作品など、新しいテクノロジーを生かした作品づくりに学生たちがチャレンジします。

人通りの多い地下空間での実験的な作品展示を通じて、新たな出会いとインスピレーションを創出します。

トークイベント 「地下公園」とはなんだったのか? 札幌の地下の未来と「創造エンジン」

主催NoMaps実行委員会
場所         D-LIFEPARK(D-LIFEPLACE B1F)
住所札幌市中央区北3条西4丁目第一生命ビル
日時2月23日(金・祝) 16:30-17:30
登壇者廣瀬岳史(NoMaps事務局長)、小川秀明(SIAF2024ゲストディレクター)、ほか各企画に関わってくださったみなさま
モデレーター佐野和哉(SIAF2024マネージャー/NoMaps実行委員)
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未来に向けた札幌の地下の利活用を想定し、SIAF2024のバーチャルな会場として存在した「地下公園」。この企画を共に推進してきたNoMapsの廣瀬事務局長、SIAF2024の小川ディレクター、地下公園の各企画の関係者たちとともに、SIAF2024で生まれた「地下公園」の全貌と、取り組みを通して見えたこと、札幌の創造性をドライブする「創造エンジン」について考えます。

実証実験 冬のチ・カ・ホのホイクシツ

主催保育カケル / 札幌駅前通まちづくり株式会社 / NoMaps実行委員会
協力ジャクエツ / 札幌第一こどものとも社
場所         札幌駅前通地下歩行空間 チ・カ・ホ ヒューリックスクエア札幌前 
(札幌市中央区北3条西3丁目1−1)
住所札幌市中央区北3条西3丁目1-1 ヒューリックスクエア札幌地下接続空間
日時2月23日(金・祝)
/2月24日(土)
11:00~17:00
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札幌中心部を南北に貫くチ・カ・ホ(地下歩行空間)に、NoMaps2023以来半年ぶりに保育スペース(移動保育室)が登場。北海道の若手保育者有志の会「保育カケル」が、普段保育の現場で実際に使っているおもちゃや教材を持ち込み、触れて、遊んでもらえるスペースを創出します。

また、保育の現場で実際に子どもたちと関わっているおもちゃインストラクターのおもちゃ講座や、保育士が選ぶお気に入りの絵本紹介なども実施。さらにはアートスペースなど、曜日限定のコーナーも!チ・カ・ホをもっと子ども連れで来やすいエリアにしていくための実験的な試みです。

音楽イベント O.O.T.C. presents “Underground Park”

主催O.O.T.C. / NoMaps実行委員会
場所         Sound Lab mole
住所札幌市中央区南3条西2丁目ニコービルB1F
日時2月24日(土)
23:30開場・開演
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札幌市中心部の地下音楽スペース”Sound Lab mole”に、一夜の地下公園が誕生!
地元・札幌の音楽イベント「O.O.T.C.」とともに、芸術祭最後の音楽イベントを実施します。
ゲストは札幌出身のテクノミュージシャン・砂原良徳と、近藤大彗(No Buses)によるソロプロジェクト・Cwondo。PARKGOLF、BUDDHAHOUSEをはじめとする多数の地元クリエイターによる地下公園が、芸術祭最後の夜を飾ります。

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連携プロジェクトの中にも地下で楽しめる企画があります。
・第11回 500m美術館賞入選展
https://2024.siaf.jp/event/upaste-17/
・500メーターズプロジェクト010 「WALK in The Forest 森を歩く」田中マリナ
https://2024.siaf.jp/event/upaste-18/
・サッポロ・パラレル・ミュージアム 2024
https://2024.siaf.jp/event/upaste-22/

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