さっぽろ雪まつり
大通2丁目会場
タイトル とある未来の雪のまち
ここは「とある未来の雪のまち」。ここではこれからの移動や暮らしなどに焦点を当て、それらの未来をみんなで構想する社会実験を行います。
これから私達が生活するまちはどのように変化するのでしょうか?
テクノロジーはどのように取り込まれ、人工的なまちと自然環境はどのような関係になるべきでしょうか?雪まつり期間中にSIAFのプログラムとして作り出される「とある未来の雪のまち」は作品として未来のまちを切り取り表現する実験都市インスタレーションです。
私たちの企画の出発点は「オフグリッドシティ」でした。様々な技術を組み合わせて作り出されるエネルギーや資源は必ずしも離れた場所から供給されるのではなく、オフグリッド (= この場所で様々なものが生産され消費する営み) がこれからの都市のあり方として実装できるのではないかと考えました。持続可能性:サスティナビリティや、循環性:サーキュラリティを高度な技術によって当たり前のように私たちの生活に存在させるための公開実験です。
自動運転車が街に存在し、必要なものが必要なデザインによってアップデートされるまちの姿とともに、そこでどのように遊び、学び、集い、昼を過ごし、夜を迎えるのか、ぜひ皆さんと一緒に「とある未来の雪のまち」のイメージを来場するみなさんと一緒に作り上げていきたいと思います。
雪まつり会場マップ
2:つながるモビリティ
株式会社良品計画
みなさんは雪が降る中、どんな手段で移動するでしょうか。
近くのスーパーまで買い物に、あるいはかかりつけの病院まで。ほんの少しの移動時間でも、乗り合わせた人と会話が弾んだり、ラジオから流れてくる情報を楽しんだり。
冬の気配も忘れてまた出かけたくなる、そんなモビリティのあるくらしを一緒に想像しませんか。
10:00-13:50 展示モード
14:30-/15:30-/16:30- 走行モード
17:30-19:00 展示モード
☆展示モードについて
・走行はしませんが、シートに座ってみたり写真撮影やSIAFラジオをお楽しみいただけます
・天候の悪化などにより展示が不可能と判断される場合があります
☆走行モードについて
・下記予約フォームより乗車のご予約が可能です
3:SIAFラジオ
h.o
SIAFラジオは「未来の雪のまち」の架空のAIラジオ番組です。SIAF2024のディレクターである小川秀明の声を学習したAIが司会を務め、GACHAの走る街の情報から、ラジオプログラムの内容や音楽を自律的に生成します。
これからの雪の街で、私たちはどのような新しい「音の果実」を栽培することができるでしょうか。
展示時間 2:つながるモビリティの展示時間に準ずる
4:行き先があるお店
株式会社良品計画
みなさんが買い物をするときは、どんなときでしょうか。
夕飯の準備のため、冷えてきた時節の冬支度、欲しいものを手に入れたいとき。理由はさまざまですが、寒空の中で買い物をしたいときに当たり前にお店が身近にあることの価値に気づかされます。移動が自由になったお店の次の行き先は、あなたのまちかもしれません。
開店時間
(平日)11:00〜19:00(土日)11:00〜20:00
5:コンパクトなくらし
株式会社良品計画
みなさんが次に暮らしたい場所は、どんなところでしょうか。自然に恵まれた山地の麓、交通の便が良い市街地、また来年も雪が降るまち。
そこに住むそれぞれの人が少ないエネルギーで暮らしていければ、こどもたちの世代にも原風景として残せるかもしれません。サイズはコンパクトでも十分なくらしの拠点です。
展示時間 10:00〜22:00
★毎日10:00〜雪の結晶作りワークショップを実施します
※当日準備分がなくなり次第終了とさせていただきます
※室内での飲食はご遠慮ください
6:SIAF Lab. Extreme Experiments
SIAFラボ
SIAFラボは、1970年代に構想された、孤島を楽器化する未完のコンサート計画《Island Eye Island Ear》の北海道における実現可能性を探ってきました。
デヴィッド・チュードアが構想した音のビームを、独自に制作した超指向性スピーカーを用いて実現し、低温かつ吸音効果を持つ雪中での耐久・音響実験を実施します。
展示時間 15:00-22:00
7:meta forest
齋藤精一+Panoramatiks
未来の街には必ず森が近くにあることを想定している。まちの中にある森はエネルギー源であり、建設などの資源となり、また生活に様々な恵みを与えてくれる存在となる。都市インスタレーションの敷地内では、あくまでも森をメタ表現として札幌の森で切り出された間伐材を借りてきて表現し、終了後にはまた有効活用のために資源として返すことになっている。
展示時間 10:00-22:00
8:JIKU#020 SAPPORO | ODORI
齋藤精一
近代都市開発で消えてしまった地域の地軸を光線で表現するシリーズ。
#20となる札幌大通りでの本作品はとある未来の雪のまちの軸線=ビスタとして表現するとともに、都市としての札幌の軸でもある大通公園の軸線を強調する作品となる。また、雪の街において本作品は空を街灯化する実験も兼ねて実施する。
点灯時間 16:30-22:00
未来の雪のまちのサイン
panoramatiks+日建設計
無電柱化によって縛られていない空、降り積もる白銀の世界。
まるで情報がリセットされたかのようなそんな空間に、panoramatiksでは水平方向に色と高さで、必要な情報を配置し、新たな都市機能として「とある未来の雪のまち」の機能的サインを制作。
また日建設計では、会場内の機能的サインの先に、光や音、手ざわりを通して、歩きまわってみたり、くぐってみたり、空を見上げてみたり五感を使って身体的に経験されるサインのインスタレーションを制作。
展示時間 10:00-22:00
コンセプト深掘り
まもなく初の冬開催!札幌国際芸術祭2024の巡り方、楽しみ方 ディレクター&キュレーターズトーク
この会場のコンセプト立案や都市設計を担当した「パノラマティクス」を主宰する齋藤精一氏をゲストに迎えたトークセッション
『WIRED』日本版 Podcast | SIAF AS A TOOL #2【ゲスト:齋藤 精一(パノラマティクス主宰)】
ディレクター&キュレーターズトークから更に、踏み込んで会場のコンセプトやコンテンツを紹介したポッドキャスト
札幌文化芸術交流センター SCARTS 「モールC」展示
パノラマティクスとSIAFラボによる展示企画。雪まつり会場の背景が語られています。
キュレーター/企画担当 | Panoramatiks/齋藤 精一(パノラマティクス主宰) |
アーティスト | エネス、h.o、SIAFラボ |
イニシアティブ・パートナー | 大日本印刷株式会社、日建設計、パノラマティクス、株式会社良品計画 |
運営・施工 | プラスポイント株式会社 |
協力 | さっぽろ雪まつり実行委員会、SAPPORO Incubation Hub DRIVE、NPO法人E-LINK、ヒビノ株式会社、NTTテクノクロス株式会社、札幌市建設局、株式会社札幌ドーム、ヒビノスペーステック株式会社、アーキテイメント株式会社 |